のっこみ真鯛は初心者でも簡単に釣れるのか⁉️
今回はそんなテーマに沿って記事にしていきたいと思います。
私が1年の中で最も回数を重ねている釣りがコマセ真鯛釣り。
そして、コマセ真鯛釣りが最盛期を迎えるのが5月半ばからスタートするのっこみ時期ですね❗
のっこみとは
真鯛が産卵場所を求めて浅瀬にやって来る時期です。産卵に向け栄養を蓄えるために餌を追い食いする時期ですので誰でも比較的簡単に釣れます。ただし、群れによっては産卵を終えて体力を使い果たした退色した個体もいるため釣りのタイミングによっては、皆さんがイメージする春の桜鯛とはいかない場合もあるので悪しからず。また非常に釣果があるため真鯛としての商品価値は下がります。
理由は産卵時期だからです。産卵時期の魚全てに言える事ですが、身ではなく卵巣や精巣に栄養がいくため身質だけで言えば評価は下がるからです。
これが釣りの感覚と食用としての感覚の違いですね❗
結論から旬と言うのは美味しい季節と一概に言えず安価に購買出来る意味あいなので注意が必要ですね。簡単に釣れるからこそ、そして美味しく無いからと釣りをしない方々もいるくらい真鯛釣りの方はこだわりがあります。本当に美味しい真鯛を狙うのであれば1月~3月をオススメします。余談はこれくらいにして本題です。
のっこみ真鯛は誰でも簡単に釣れるのか
答えは6割正解で4割不正解かと思います。
理由としては、仕掛けをきちんと作れるかどうかによって大きく変わるからです。当たり前の事ですが、その日によって潮や海の状況は違ってきます。潮が早い日もあれば遅く動かない日もあります。前日に寒冷前線が入って水温が下がり活性が鈍くなる場合もあります。そういう状況の中でも真鯛に対し興味をひく誘いや仕掛けであるかが大事ですね。
そのため様々なパターンを用意する事が大事になると思います。
今回はそんな仕掛けを少しだけご紹介させていただけたらと思います。
仕掛けはどうやって作るべきか
基本タイプ
重めタイプ
超重めタイプ
針先重めタイプ
餌とり回避仕掛け
様々なパターンがあるため全てを自作するのは大変かと思います。ただ船の上で状況を見ながら改善策があればボウズなど私だけが釣れないと言う状況回避になると思います。ビーズやガン玉は取り外しが可能ですので比較的調整しやすいと思います。要するに餌釣りですから引き出しの多さが釣果に反映すると言っても過言ではないです。
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誘いは必要か
これは、のっこみ真鯛にとって難しい内容かと思います。船によっては真鯛はこの時期敏感なためにちょっとした落とし込みで群れが散ってしまうと言われます。
本当にそうなのか?検証はその釣りで判断するしか無いと思いますが基本的に船長の指示棚で釣りを行う以上はそれに従うのが当たり前です。人より仕掛けを落とせば釣れるとか勝手な考えの方がいればそれだけでコマセの位置はズレてしまいますし、棚と違った層で仕掛けを落としていたとすると真鯛の群れはバラつき釣果に大きな影響を及ぼします。
とは言え、誘いは重要なアクションであり可能であれば行いたいものです。範囲内で船長の指示に沿った形であれば問題ないと思われます。ただし落とし込みを理解したうえでの誘いでなければ全く意味が無いため初心者などは置き竿の方がいい場合の方が大きい。理解のないうえで行っても釣れないだけだと思います。
主な誘い方とは
一般的に指示棚の2~3㍍下に仕掛けを投入します。コマセを撒いて鯛を浮き上がらせるためです。
そしてビシかごを振りゆっくり指示棚へと巻き上げていきます。
付け餌がコマセと同調するのを待ちながら状況に応じて行って行きます。
ただし、誘いとはルアー釣りのように大きく誘うなどはしないシンプルで動きの少ない誘いが真鯛の基本です。
ロッドの上下による誘い
手動にてラインを送りだす誘い
波の揺れで自然に落としこむ誘い
手元のラインを手動で引っ張り行う誘い
何もせずに待つ誘い
誘いは釣り人の数だけあると思いますが、一般的な誘いの例です。
先ほども、お伝えしましたが引き出しの多さが釣果に繋がると思っていますので
【のっこみ真鯛】が釣れたから次回も釣れると安易に考えない事が大切です。日々、試行錯誤して通年釣果をあげる事が重要になってきます。
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ただし、初心者の方でも大漁に釣れる期間である事は間違いないため是非チャレンジしてみてください。4~5㌔と大物を5㍍前後の浅い場所でのやり取りは非常パワフルで楽しいですよ✨
日本海上越でのおススメ船
5月以降の【のっこみ真鯛】の季節は予約はまさに争奪戦となります。
特に直江津湾内の遊漁船の人気は大変なもので日曜日などは瞬間的に満席になってしまします。
理由としては直江津湾内は真鯛の産卵場所である砂地の層に近く、他の漁港の遊漁船に比べて先にポイントに入る事が可能だからです。ただし、遊漁船にとっても稼ぎ時であるため定員より多くお客様を乗船させる遊漁船も多いため他のお客様とおまつりしゃすいデメリットもあるため注意も必要です。
簡単にですが、直江津湾内でおススメの遊漁船をピックアップさせていただきます。
【のっこみ真鯛】の予約は4月1日より開始してますのでご自身の予定と相談して早めの予約を行いましょう。※私もコマセ真鯛を初めて5年ほどになりますが、例年の間隔からはGW明けの10日過ぎを目安にXデーとなります。昨年2020年はGW終盤からのっこみが始まるという近年まれに見ないペースで開始されました。昨年は降雪量が新潟県で少ない事から気温上昇とともに早まったと推察されます。今年2021年は降雪量は多いと感じるため通常の10日過ぎからの開幕ではないでしょうか?余談はさておき遊漁船のご紹介です。
八坂丸
八坂丸の釣りの様子はこちらから↓↓↓
里輝丸
里輝丸の釣りの様子はこちらから↓↓↓
謙信丸
謙信丸の釣りの様子はこちらから↓↓↓
さとみ丸
様々な釣りに挑戦している遊漁船です。餌釣り・ジギング・エギングと幅広く時期によっては近年、日本海でブームになりつつあるマグロゲームも行っているとか。オールマイティーな漁船と言えます。
さとみ丸の釣りの様子はこちらから↓↓↓
第三いしなぎ丸
浅間丸
※通常ジギング船ですが、この時期のみコマセ真鯛を行います。直江津で遊漁船が満席で乗れない場合は穴場になる船かもしれません。長野県の方が経営する遊漁船ですので(土)・(日)を中心に営業しています。船長が明るい方で漫談を終始聞くことができますよ。基本的には青物を通年狙っています。
浅間丸の釣りの様子はこちらから↓↓↓
https://youtu.be/xsMHxgJIqXQ
直江津以外で穴場のおススメ船
有間川漁港・名立漁港・能生漁港と上越の直江津漁港から少し離れた場所にもコマセ真鯛を中心に四季折々の魚種を狙っている遊漁船があります。今回は名立漁港・能生漁港の遊漁船を一部紹介したいと思います。
安盛丸
普段から私が利用させていただいてます遊漁船になります。名立漁港から直江津のポイントまで30分かかると言うデメリットがありますが…
のっこみ時期の直江津漁港の遊漁船は連日満席が続く中でも比較的予約しやすい事が多いです。
もちろん土日は予約必須ですが。
では何が穴場なんだと読者に思われてしまいますのでお答えします。
安盛丸の最大のメリットは水曜日に出船をしている事です❗直江津漁港の遊漁船は水曜日を一律休日としているため出船がありません。したがって直江津のポイントがガラ空きなんです。もちろん名立のポイントが良ければ遠征する事は無いのですが。でもこれはメリットですよね。穴場ポイントで大漁に釣りが出来るんです。また船長は漁師から遊漁船に転身された方ですので様々なポイントに熟知されています。以上が穴場でオススメする理由になります。
安盛丸に限らず、名立漁港では他にも真鯛を狙う遊漁船はありますので状況やご都合にあわせてご検討されてみてはいかがでしょうか。
安盛丸の釣りの様子はこちらから↓↓↓
こうゆう丸
船長は非常にお客様目線と言いますか営業熱心と言いますか口コミでは大変良い印象を持たれている方が多いようです。あまり深くはこの場では言えませんが乗船する価値アリと思います。その意味が分かると思います。直江津漁港の激戦区でなかなか予約できない方はのんびりと真鯛を狙ってみたい方。いかがでしょうか。
おそらくお客様思いですから遠征してくれるかもしれませんよ。
またサイトにも様々な仕掛けに関して事細かに解説してくれてますので大変参考になると思います。
YouTube投稿も行っています。
こうゆう丸の釣りの様子はこちらから↓↓↓
以上が私がおススメする遊漁船になります。
のっこみ真鯛を狙うのであれば、やはり直江津漁港周辺の遊漁船が強いのは否めないですが、その他にも様々な腕前の遊漁船が存在してますのでお気に入りの遊漁船を探してみてはいかがでしょうか。
そして日本海で最も鮮やかな紅色に染まる桜鯛を狙ってみてはいかがでしょうか
ながながお付き合いありがとうございました。
次回も引き続き真鯛釣果・仕掛けなどお伝え出来ればと思います。
各遊漁船より出典/引用しています。
筆者【かっちゃん】
信越地方を中心に四季折々の魚種を狙います。動画投稿とあわせお楽しみください🙇
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