今回は南佐久漁協で渓流釣りを楽しんでいます杉山様をご紹介させていただきます。
有志を募って釣り大会の企画・運営を行うなど幅広く活躍されています。今後も渓流釣りの楽しさを伝える普及に向けて取り組まれるようです。今回はご自身のタックル紹介を中心に、大会の企画・運営の裏話と大会の模様を語っていただきました。
タックル紹介
shimanoトラウト ワンNS s411L
PALMS エゲリア s39XUL
9割フリップキャストなので、シャキッとした短めのロッドが好みです。
shimanoワールドシャウラ 各種
2651、2831等
場所、ターゲットごとに大物を狙えるよう強めのロッドチョイスをします。
shimano18ステラc2000hg
shimano18ステラc3000xg
自己満足8割ですが巻きごこち、耐久性、見た目と満足しております。
たまに転んで後悔することも。
3〜4lbナイロンライン
飛距離はいらないうえリーダーの交換時間が勿体無いので扱いやすいナイロンを選択しております。フロロであれば3lbを使います。
スプールを複数用意して渓流ごとに変えてます。
0,8号-1,2号peライン+8〜16lbフロロ
ターゲットによってスプールごと変えますが、不意な大物が掛かってもいいようなセッティングにします。飛距離が欲しい時は出来るだけ細くします。
スプーン各種
ミノー 各種
お気に入りはJacksonメテオーラシリーズ
渓流用のフックはフロントはなし、テールにシングルバーブレスです。トゥイッチを多用するのでバランスはあまり気にしません。
理由は…
※ただし食べる魚を釣りに行く時は本気なのでトレブル使ったりはします。いただく事も大事です。
渓流釣りを始めたきっかけ
小学生くらいから友達と行ってましたが、大きくなるにつれ行かなくなり、12、3年ほど前から再び惹かれるように行くようになりました。
思い出の魚
本流ですが63cm4.5kgの太ったレインボーです。
釣ってみたい魚
なかなか行ける機会がありませんが、サクラマス、ヒメマス、10kg級のブリです。
普段はどちらで釣りをしてますか
千曲川の源流をはじめ支流、本流、湖です。
渓流禁漁期関は冬季ニジマス、管理釣り場、関東甲信越の海です。
渓流釣りの楽しさ
渓流の場所ごとに魚の特徴の違い自然をもろに感じるところです。魚はもちろん動物との出会いです。ただし(熊、猪は勘弁)
苦労して運んだご飯が美味しいです。
狙うポイントは
セオリー通りのポイントはもちろん、スルーしそうなところも手を出していくところです。ただ諦めも肝心でどんどん進みます。
渓流釣りの難しさは
一番は高揚感を抑えて足場を確認しながら歩くことでしょうか。
渓流は浮石だったり苔だったり足場が悪いので不意な怪我をし易いです。単独釣行で電波の届かない山奥で怪我をすれば目も当てられないので細心の注意を払ってます。
おススメのマストアイテムは
ルアー回収棒。深い落ち込みでも何とかなるかも?
応急セット。出番は滅多にないがいざという時にですね。
渓流釣りでのアドバイスを
怪我をしやすい釣りなので、まずは経験者に同行してもらう事。かなわなければ里川などお手軽なところから入ってもらえればなと思います。
まずは怪我をせず家族の元へ帰ることが大事です。転倒や滑落は勿論、熊や猪、蜂や蛇等危険な動物もいますので十分な注意が必要です。
熊よけスプレーや応急セットは是非携帯していただきたいです。
最近の釣果
あまり行けてないのですが、南佐久南部漁業協同組合【千曲川支流】フライにてパラシュートアントが炸裂!!6cmくらいのミノー のような岩魚が釣れました。
今後渓流釣りを始める方へ
渓流に関して自分の安全面は勿論、自然の保護、駐車場のトラブル、ゴミ問題、害獣用の柵の開けっぱなし等釣り人全体の印象を下げる行為は気をつけていただきたいです。
渓流釣り普及に向けて
杉山様は南佐久漁協において渓流釣りの普及に向けた活動にも尽力されています。
今回は、記念すべき大会の開催の様子と開催に向けた取り組みを語っていただきました。
渓流釣り大会
第一回高登谷湖フィッシングカップ
場所は
長野県南佐久郡川上村
日時は
2023/5/20
開催に向けた取り組みを
実行委員3名を含む36名からなる有志団体による釣りイベントで、大手を含む村内外60件ほどの釣具メーカー、商店、個人様方から協賛を頂き開催する事が出来ました。
地元の人工湖を有志で半年かけて整備し、ニジマスを360kg(内50尾は2kg級)を放流しました。大会では餌釣り、ルアーフライ、キッズ、エキスパート部門を設け前者3部門は2尾の合計重量、エキスパート部門は1尾の長さで順位を競う流れとしました。
大会を開催するきっかけは
些細なことで、ちょっとした思い付きでした。
高登谷湖というのは本来農業用水の貯水を目的として作られた人工湖で、手入れもろくにされず用水としても綺麗といえないもので、皆使用を控える状態でした。
立地としても大自然の中にあり、周りにはグラウンドやテニスコートも放置されており勿体無いと思い、水質改善及び観光スポットとして再利用できないかという所から第一歩として釣り大会を企画し、皆に活動を周知して貰うといった狙いがありました。
将来的には管理釣り場やキャンプ場等出来ればと思っております。
特に最近の子供たちは川や山で遊ぶ子供たちも今大会を機に、自然に興味を持ってもらいたいという目的もあります。当然自然の脅威もありますし、フック等で怪我をする場合もあるので扱い方等も今後は教えていきたいと思います。
ちびっ子が活躍する展開に
参加人数は120名のエントリーがあり、来場者は150名程でした。
10歳未満の子供から70代の方まで老若男女幅広い層がいらっしゃいました。当日は2kg級も数本上がり全体的にかなりの数が釣れ大盛況でした。
ちなみに当日釣れた中での一番大きかったのは8歳児が釣り上げた56cm2、4kgでした。
大会を企画は初めて!苦労した場面も
苦労した事は、イベントを開催した経験がなかったので全ての準備が大変でした。
しかし有志の皆に意見を求め、救護訓練などを受け安全対策やレギュレーション等しっかり取り決め、無事開催することができました。大会を周知させるために、外注でチラシを作成し、村内の学校、商店、上州屋様等に設置して頂きました。また村内のローカルテレビで概要を放送してもらったり、事前講習会を行ったり思いつく事はやってみたと思います。
今後について
今後の大会については、今大会が好評であったため開催していく予定です。参加は湖のキャパシティにも限度がありますので事前エントリーにて受け付けます。
レギュレーションやマナーは守っていただければ誰でも参加可能です。
協賛企業を抜粋
協賛企業様は大手であればAnglo &Company様、SMITH様、シャトレーゼリゾート様等です。川上村役場が後援してくれてました。また、魚の手配は南佐久南部漁業協同組合を通し、養殖場の方にお願いしました。
ありがとうございました。
杉山様、これからも渓流釣りの普及に向けよろしくお願いいたします‼️
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筆者かっちゃん
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